REPORT

2025.05.19

【イベントレポート】「2時間できっと理想のオフィスがみえてくる!?知って、作って、体験する ワークショップ」を開催しました

多くの企業で出社回帰が進む中、今、改めてオフィスのあり方が問われています。みなさんのオフィスは理想の働き方を実現できる空間になっていますか?理想の働き方は、企業のカルチャーやビジョンに合わせて考える必要があり、決まった正解はありません。それぞれの組織に合った働き方を模索することが重要です。
今回は、自分たちにふさわしい働き方やオフィス空間の検討をサポートするツール「OFFICE KIT」を使って、2025年5月19日に開催したワークショップイベントをレポートします。

WORK MILLは、「もっと、ぜんぶで、生きていこう。」をステートメントに、はたらくことや生きることについてみんなで探究・共創することで、すべてのはたらく人の“明日”に新しい可能性をひらいていく活動 をしています。

今回のイベントは、オカムラが長年の研究や知見をもとに、誰でもカンタンな診断から、理想のオフィスを見つめ直すことができるツール『OFFICE KIT(オフィスキット)』を活用したワークショップを開催しました。

当日は、WORKMILL統括センターに所属し、Seaのイベント運営や共創活動に取り組む前田英里さんが司会進行を担当。

OFFICE KIT CARDでアイスブレイク!

まず最初に、お題が書かれた「OFFICE KIT CARD」を使って、テーブル内でアイスブレイクを実施。OFFICE KIT CARDは、書かれたお題にブレスト形式で答える使い方のほか、関心のあるお題を1枚選んでオフィスの課題やアイデアを議論するなど、いろいろな活用の仕方があります。お題に答えていく内に、自然と理想の働き方が分かってくるのだとか。

当日は、OFFICE KIT CARDを活用して、自己紹介とともにイベントに参加した目的や、自分たちのオフィス課題について意見交換をして盛り上がりました。

オフィスや働き方について、お題が書かれた16枚のカードが入った「OFFICE KIT CARD」。参加者の皆さんにはお土産としてプレゼント!
OFFICE KIT CARDを使うことで、自然と打ち解け、会話もはずんでいる様子がうかがえました。

働き方の「理想」と「課題」を整理

続いて、個人ワークとして自社のオフィス環境や働き方について、課題と理想をワークシートに書き出しました。

参加者の皆さんからは「雑談できるスペースがない」、「休憩がしにくい」、「他部署の人と交流ができない」などの課題が挙げられ、どのようなオフィスであれば課題解決に繋がるのか、テーブル内で意見交換をしました。

自社のオフィス課題と理想(アイデア)をワークシートに記入。
ワークシートに書き込んだ内容を共有し、意見交換をしました。

理想のオフィスを診断してみよう!「OFFICEE KIT診断」

続いて、OFFICE KIT診断を使って、自社に適したオフィスタイプを探りました。

<OFFICE KIT診断とは?>

働き方が多様化するなかで、オフィスのあり方も大きく変わってきています。現代では、オフィスは単に業務をこなすだけの場所ではなく、企業の価値観や働く個人のワークスタイルを反映する重要な空間となっています。ですが、自分たちの会社にとって本当にふさわしいオフィスはどのようなものなのか……答えを見つけることは容易ではありません。

そこで、1980年に設立したオカムラのオフィス研究所での研究実績と、毎年3万件以上のプロジェクト実績により蓄積されたデータやノウハウを活かし、手軽に理想のオフィス診断ができる『OFFICE KIT』を開発。5つのオフィスタイプのなかから、あなたの会社に適したタイプを診断し、タイプ別にオフィスレイアウトを紹介しています。

 

■OFFICE KIT診断はコチラから

https://www.okamura.co.jp/office/officekit/

診断結果は4象限に分類されます。
タイプ診断結果サンプル
診断結果からオススメの働き方を提案。
オススメの空間/アイテムも紹介。
タイプ別診断について説明するワークデザイン統括部 価値共創センター 若尾正仁さん。

そしてイベント当日は、オカムラのワークデザイン統括部 価値共創センターの若尾正仁さんが5つのオフィスタイプについて細かく説明。診断結果は「個人重視 or チーム重視」×「オフィス内での働き方が柔軟 or 固定」を掛け合わせた4象限に分類され、中央部を含めた5タイプに分類。例えばオフィスでの働き方が柔軟で、チームでの働き方を重視する“コラボレーション型”は、仕事内容や目的に合わせてそのつど自由に働ける居場所が求められがちで、チャレンジを加速させる社内共創スペースや、自然と集まりやすいプロジェクトスペースなどがオススメの空間として考えられます。対して、対局にある“ソロフォーカス型”は、オフィスでの働き方は固定されており、チームより個人重視のオフィスタイプが求められる傾向に。このタイプは、社員の自席がしっかり確保されている方が定型業務との相性も良く、業務とリフレッシュエリアもはっきり分けることでON/OFFのメリハリがつけられます。オススメの空間としては長時間座っても、身体への負担を軽減するデスク・チェアの導入や、カフェスペースやナップルームなど、リフレッシュ空間を設けると良いでしょう。

 

ショールーム見学をしながら気になる場所をチェック

自社の求めるオフィスタイプが分かったところで、実際にオカムラショールームを見学。当日はショールーム内に設置されたOFFICE KITのメモカードとペーパーキットをピックアップし、見学した後にペーパーキットを使ってワークシートに理想のオフィスレイアウトを作成するワークショップを行いました。

気になる空間/アイテムを見つけたら、ペーパーキットをピックアップ。
真剣な眼差しでショールームを見学する参加者の皆さん。
赤坂ショールームには、最新のオフィスアイテムやレイアウトのヒントが満載。
気になる空間やアイテムと一緒に写真を撮影。

ショールーム見学後は、各自で気になったアイテムのペーパーキットと、使用イメージを撮影した写真を使ってワークシートに気付きを記入。タイプ診断別に用意されたオフィスレイアウトのパーツも活用し、実際にオフィスを使用する社員の気持ちも考えながらオフィスレイアウトを作成しました。

 

記入したワークシートは、テーブルの皆さん同士で共有。他の人の発表から新たな気付きに繋がるほか、自分の発表に対してもアドバイスや新たなヒントをもらえたりと、さらに理想のオフィスの形が明確に。

最後に、各テーブル毎に発表。上司や同僚との距離感が気になるという方は豆型テーブルを選択。人間工学に基づいて設計された豆型テーブルは、各自が集中して作業しやすい距離感の1.8mや、相手を感じながら作業しやすい距離の1.2mなど、その時々に応じて適切な距離を選択できる機能的なテーブルです。

別の方は、オフィスコンセプトを“ぼくんち(自宅)”と題して、まるで自宅のようなオフィス環境のなかで、上司や同僚と友達のような距離感で働けるオフィスが理想と発表をしました。

最後に参加者の皆さんと記念撮影。

私も働く環境にはこだわりがあり、自宅のワークデスク周りは自分が心地よく感じられるアイテムを集めています。しかし、オフィスとなると、自分だけではなく一緒に働く社員全員、企業組織にとっての理想のかたちを考える必要があります。企業の社風や文化、チームや部署間での働き方に応じて、個々人がパフォーマンスを発揮しやすい環境を考えることは、企業の目指す方向性やカルチャーを見つめ直す良い機会にも繋がりそうですね。

WORK MILLでは、「もっと、ぜんぶで、生きていこう。」をステートメントに、はたらくことや生きることについてみんなで探究・共創するイベントを不定期で開催していきます。気になるイベントがあれば、ぜひご参加ください。 

 

テキスト:赤星 昭江
写真:株式会社TAM、株式会社ATOMica、株式会社オカムラ

 

 

- 登壇者

前田 英里

株式会社オカムラ 働き方コンサルティング事業部

WORK MILL統括センター

岡山県出身。2017年オカムラ入社、オフィス研究所に在籍しリサーチ業務に従事。その後WORK MILLに参画し、ビジネス誌やウェブメディアの企画運営・編集、Open Innovation Biotope “Sea”でのイベント運営や共創活動に携わる。

若尾 正仁

株式会社オカムラ 働き方コンサルティング事業部

ワークデザイン統括部 価値共創センター

誰かの夢を具現化することが生きがい。スペースデザイナーとして、お客様の想いを実現する仕事に従事。現在は、クリエイティブな観点を活かし、社内プロジェクトやDX推進に尽力。培ってきたデザインのノウハウを、課題解決や新たな価値創造に活用し、より良い未来をデザインしていくことが私の使命です。
■イベント概要
開催内容:2時間できっと理想のオフィスがみえてくる!?知って、作って、体験する ワークショップ
主  催:株式会社オカムラ
開催日時:2025年5月19日(月) 16:00~18:30
開催会場:東京都千代田区紀尾井町4-1 ニューオータニガーデンコート3階 オカムラガーデンコートショールーム内

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