日時:2019年02月21日 15:30~17:00
千葉大学予防医学センターの花里氏をゲストに、自然環境・建造環境を通した健康へのアプローチについて考えます。
”ワークデザイン・アドバンス”は、制度/ICT/ファシリティを横断的に考える新しい「はたらく」を描くための講座。
働き方変革やイノベーションをテーマに、有識者によるクロストークや参加者も交えたディスカッションを開催します。
いま、病気にかからないための予防のうち、身体活動を高める、健康的な食生活を心がけるといった個人による健康増進とは異なる、環境を整えてあらゆる人々に働きかける「ゼロ次予防」のアプローチが注目されています。例えば、緑の多い地域に住む人は、そうでない人に比べて死亡率が低下する、というエビデンスが報告されるなど、私たちの健康は、社会的な要因や物理的な環境に大きく影響を受けています。こうした背景から、千葉大学予防医学センターでは、健康都市・空間デザインラボを設置、健康まちづくりの研究や教育を推進されています。本セミナーでは、同ラボより花里先生をお迎えし、まずはゼロ次予防のアプローチを直感的に理解するため、まちづくりやコミュニティといったマクロなスケールの自然環境(Natural Environment)や建造環境(Built Environment)を取り上げ、その特徴や可能性を紹介します。続いて、それらのアイデアをオフィス空間にどのように応用できるか、いくつかのヒントや視点をもとに、みなさんと一緒に考えてみたいと思います。
■ゲスト
花里 真道(千葉大学予防医学センター 健康都市・空間デザインラボ 准教授)
■モデレーター
上西 基弘(株式会社オカムラ フューチャーワークスタイル戦略部 はたらき方研究室 室長)
15:00 | 開場 | ||
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15:30 | イントロダクション | ||
15:35 | プレゼンテーション 千葉大学予防医学センター 花里 真道 |
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16:05 | ディスカッション 会場意見交換 |
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16:15 | クロストーク 花里 真道 ×上西 基弘 |
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16:45 | 質疑応答 | ||
17:00 | 終了 |
働き方と働く場について、気づき、考える、まなびの場、
“SEA ACADEMY”。
最新の、そして、これからの働き方と働く場について、気づき、考える公開セッションとして、テーマに沿った3つの枠組みに自由にご参加いただけます。
花里 真道
千葉大学予防医学センター 健康都市・空間デザインラボ 准教授
建築・都市デザインと健康・予防医学の融合領域(建造環境と健康)に関する研究・教育を実践。2002年千葉大学工学部デザイン工学科、同大学大学院工学研究科修士課程、後に博士課程修了。株式会社栗生総合計画事務所、個人事業を経て、千葉大学予防医学センター研究員。2013年より同センター・健康都市空間デザイン学分野・准教授。
上西 基弘
株式会社オカムラ フューチャーワークスタイル戦略部 はたらくの未来研究所 所長
オフィスを対象とした環境心理・行動特性に関する調査・研究業務に従事。現在、自社内ラボオフィスでの実験・検証、センシングチェア「Census」共同開発を担当、家具センシングによる行動変容、習慣デザインに関心をもつ。2014年より東北芸術工科大学特別講師(プロダクトデザイン演習)。2018年より山形県小国町内産木材の利活用、木育推進に関する産学・地域連携プロジェクトに参画。書籍「オフィスとひとのよい関係」共著。
ワークプレイス
2021年10月7日に開催した本ウェビナーでは、効率重視のオフィスを「工場」、ドキドキワクワクするようなオフィスを「遊園地」に置き換えて、今後オフィスデザインに求められる要素を最前線で活躍するスペースデザイナーとともに探りました。
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ワークスタイル
酷い不健康は嫌だけれど健康のために日頃から何かしらの努力をする気にはなれない。そんな私にとって今回の「ゼロ次予防」は渡りに船。まさにうってつけのアプローチです。無意識のうちに健康になるための行動を促してくれる「ゼロ次予防」。こんなありがたい話はありません。今回はゼロ次予防のアプローチから、オフィスづくりについて考えていきましょう。
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ワークスタイル
組織が成長し存続していくためには多様性が必要です。でも最近では多様性「ダイバーシティ」があるだけではなく、それが活かされている状態「インクルージョン」をつくらなければいけない、と言われていて、両者をセットにした「ダイバーシティ&インクルージョン」という言葉を耳にする機会が増えてきています。今回は日本企業ならではのダイバーシティ&インクルージョンのあり方をご一緒に探っていくことにしましょう。
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「これからのはたらく」を知りたい方、考えたい方、つくりたい方、相談したい方、見学したい方、仲間が欲しい方・・・
もし少しでも「ピン」ときたら、お気軽にSeaにおたずねください。